2022年9月21日
タ国のオンサトppaサビス向け蓄電池活用型のエネルギマネジメントシステムを納入
住友電気工業株式会社(本社:大阪市中央区,社長:井上治以下,当社)は,関西電力株式会社(本社:大阪市北区,取締役執行役社長:森望,以下,KEPCO)およびKEPCO子会社の関西エナジーソリューションズ(タイランド)社(以下,K-EST)が手がける,第三者所有型のオンサイトPPA(電力購入契約)サービス*1向けに,蓄電池を活用するエネルギ,マネジメントシステム”年代EMSA®- f”*2を納入しました。
今回、年代EMSA®- fを納入したサイトは,川崎重工業株式会社のグループ会社であるカワサキモータース・エンタープライズ・タイランドです。同社が,KEPCOおよびK-ESTとPPAサービス契約を行い,屋根に太陽光発電5 mw分を設置し,550千瓦时蓄電池を導入するのに伴って,納入いたしました。
<年代emesa®-fの特徴>
1.多台数のpcs(パワ,·コンディショナ)統合制御
近年,初期費用を抑えるため,コストパフォーマンスに優れる小容量のpcを多台数使用したメガソーラーの開設事例が増えています。年代EMSA®- fは,多台数の太陽電池pcや蓄電池pcを同時に監視,制御することができるため,1台の年代emsa®-fで統合的な運用が可能です。
2.再生可能エネルギ,の自家消費
需要家側での再生可能エネルギーによる発電電力が増大すると,商用系統にその電力が逆流する“逆潮”流が発生する可能性があります。年代EMSA®- fは,工場等で必要とされる電力量と太陽光発電量を予測し,蓄電池や再生可能エネルギーを組み合わせた充放電を自動的に行うことで,逆潮流を未然に回避,24時間365日の安定的なシステム稼働を実現します。
3.需要家目線の表示と操作を可能にするグラフィカルユザンタフェス
これまでの年代EMSA®製品開発で構築した開発プラットフォームを活用し,需要家の実使用を想定した,最適な監視制御システムを短納期かつ低コストで実現します。具体的には,発電抑制量(推定)の表示,秒単位での収集データ表示,通信・計測の統合監視,カレンダー機能を有する運転スケジュール,発電電力の帳票出力が可能となります。また,グロ,バル対応(時差,英語表示)も標準機能としてサポ,トします。
地球規模での脱炭素ニーズが高まる中,当社は再生可能エネルギーのさらなる普及と高効率な利用による”グリーンな地球と安心・快適な暮らし”の実現に向けて,電力の送配電,蓄電,ICT技術を進化させ,電力事業者,需要家双方のニーズに応える製品開発を進めてまいります。
*1オンサトppa(電力購入契約)サビス
電力事業者が需要家の敷地内の屋根等に無償で太陽光発電設備を設置し,発電した電気を需要家が使うことで,電気料金と二氧化碳排出量の低減が可能となるサービス。PPAは,购电协议の略。
*2エネルギマネジメントシステム“sEMSA®-F”
当社独自のア,キテクチャを搭載した,大規模工場向けのエネルギ,マネ,ジメントシステム。普及が進む太陽光発電,コージェネレーションシステム,蓄電池などの分散電源を最適制御し,電力コスト低減を実現します。
年代emsa®詳細://www.mobileteer.com/jp/products/semsa